サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは
このところ増えているのが、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)です。サ高住とは明確な基準に沿って居室の広さ(原則18㎡以上)が定められ、バリアフリー化等が施された住宅に安否確認・生活相談サービスがついたシニアの方向けの住宅で、有料老人ホームではなく、一般の賃貸住宅扱いとなります。また、居住者の必要に応じて、食事提供、訪問介護などを受けることができるなど居住者のニーズにあった住まい方を選択できます。
サービス付き高齢者向け住宅の仕事内容
一般的なサービス付き高齢者向け住宅では、下記2つの業務を中心に行います。
安否確認
利用者の居室を定期的に訪問し、状況を確認します。
生活相談
利用者の日常生活の相談事に応じます。
生活援助 身体介護
介護士がする仕事は訪問介護になります。
日中の洗濯・掃除・入浴介助や排せつの見守りなどが主な業務です。
当日のスケジュールを確認しながら決まった時間内に入居者さまのお部屋に伺い身体、生活援助を行います。
小規模多機能型居宅介護とは
小規模多機能型居宅介護は、利用者が可能な限り自立した日常生活を送ることができるよう、利用者の選択に応じて、施設への「通い」を中心として、短期間の「宿泊」や利用者の自宅への「訪問」を組合せ、家庭的な環境と地域住民との交流の下で日常生活上の支援や機能訓練を行います。
小規模多機能型居宅介護の仕事内容 ①デイサービス
小規模多機能型居宅介護のデイサービスは、一般的なデイサービスとほぼ変わりません。利用者の自宅へ送り迎えや、食事や入浴のお手伝い、レクリエーションなどのコミュニケーションを行います。ただし、1点だけ小規模多機能型居宅介護のデイサービスと一般的なデイサービスに違いがあります。一般的なデイサービスは利用者がすべて同じプログラムであることに対して、小規模多機能型居宅介護のデイサービスは1人1人違うプログラムです。ですから、小規模多機能型居宅介護のデイサービスでは、「朝に来てお昼ご飯を食べたら帰りたい」、「家でお昼ご飯を食べてから行きたい」などの利用者の要望に応えます。
小規模多機能型居宅介護の仕事内容 ②ショートステイ
小規模多機能型居宅介護のショートステイは、介護老人保健施設(老健)とは違ってスケジュール管理をされていないため、利用者の方の要望によって対応しています。そのため、急遽ショートステイすることが可能です。 近年、老健は在宅復帰を目的としていることから施設回転率が重視されており、綿密なスケジュール管理のもとショートステイやロングステイに対応しています。一方、小規模多機能型居宅介護は定員制のため、1日の利用者が9人以下であればいつでも利用することが可能です。
小規模多機能型居宅介護の仕事内容 ③ホームヘルプ
小規模多機能型居宅介護のホームヘルプは、デイサービス同様に利用者1人1人の要望に合わせて行います。一般的なホームヘルプは時間帯やサービス内容のほとんどが決められていますが、小規模多機能型居宅介護のホームヘルプでは利用者に合わせてサービス内容を定めていますので緊急時なども対応します。
グループホーム(認知症対応型共同生活介護)とは
認知症の人が必要な介助を受けながら共同生活する住居です。グループホームとは、認知症対応型共同生活介護と呼ばれる地域密着型サービス事業の1つです。 1ユニット9人までの少人数で、入浴や食事、排せつなどの介助を受けながら共同生活をし、また機能訓練を行っていきます。
認知症グループホームのお仕事内容
認知症の方は、日常生活上のちょっとした変化でも混乱することが多く、安定した環境での生活が望まれます。また認知症状は、声掛けや介護の仕方によって、安定したり進行が緩和されるといわれています。このため、認知症グループホームでは、少人数の中でなじみの関係を作り上げ、食事の支度など過去に体験した役割を分担して、認知症状を和らげる取り組みを行います。リハビリやレクリエーション・散歩といったアクティビティも多く取り入れ、個々の状態に合わせたケアを提供していきます。